2011年04月12日

激励の思い込め 被災地へコイノボリ寄贈 加東 

東北の青空にはためけ、元気なコイノボリ‐。加東市職員らが、地元特産のコイノボリ「播州鯉」180匹に、東日本大震災の被災者へ向けた激励メッセージを書き込んだ。同市が復旧支援として宮城県の石巻、気仙沼市、南三陸町へ寄贈する作業用トラック計3台と一緒に13日に3市町へ届ける。
 「がんばれ東北」「共に歩む」「降り止まない雨はない」「日本の底力をみせる」‐。長さ約40センチの色とりどりの播州鯉に、職員らが思い思いの文句をつづった。激励文の横に、満開の桜の写真や四つ葉のクローバーを貼り付けたものもある。播州鯉は、地元業者らの組合から提供を受けた。
 「直接現地へ訪ねての支援はなかなかできないけれど、この言葉や思いが届けば」と関係者。「被災地の人は、まだ心の余裕もないかもしれないが、少しでも勇気づけられれば。子どもらにも喜んでもらえるとうれしい」と話している。
 加東市は、被災地の自治体の公用車が津波で多数破損している状況から、復旧に役立ててもらおうと、公用トラックの寄贈を決定。11日、市社庁舎前で、コイノボリも載せたトラックの出発式を行った。安田正義・加東市長らが13日から3市町を訪れ、引き渡す予定。同市は「今後も、人・物など多方面で引き続き支援していきたい」としている。

[神戸新聞NEWS]

被災者にこの気持ちが届くこと祈ってます☆



Posted by asa at 11:07